世界の人口が増え続け、
食生活も変化している中、
農産物の需要量は増加の一途をたどっています。
そして、農産物を世界中に安定供給できる生産量を
確保するために不可欠なものが、肥料です。
肥料の原料は大半が資源由来であり、
日本が国内資源のみで、肥料を必要数量生産することは不可能に近い状況です。
今年、日本は鉄鋼や化繊の副産物である硫酸アンモニウムという肥料を、
戦後初めて大規模に輸入しました。
硫酸アンモニウムは、戦後のいわゆる三白景気を支えるなど、
日本が唯一伝統的に一定以上の数量を輸出し続けていた肥料であり、
これを輸入する必要に迫られたことは肥料業界にとって大きな衝撃でした。
原因は、鉄鋼や化繊の生産数量減によるものですが、
この一件で、私自身、日本の食卓が非常に危ういバランスの上で
成り立っていることを痛感しました。
また、昨年の夏ごろ、原油や石炭などあらゆる資源価格が暴騰しましたが、
肥料原料も例外ではなく、
購入数量の少ない日本は、
必要数量の確保すら危ぶまれるほどでした。
資源国でない日本が今後どう肥料を確保していくか、非常に難しい問題です。
常に新しい原料・供給元の開発を実行していかなければ、
日本の食卓に未来はないと思います。
また、それが私たち商社人が担う責任だと思います。
スクスクと190cmを超える身体にまで育った私ですが、
そうなるまでにお腹いっぱい食べられたのは、
先人達のおかげであることを忘れず、
これからも日本の食卓へ恩返ししていきます!



















