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「日中韓交流戦/近隣諸国のライバルたち」

「中国において伝統文化に関係したビジネスを立ち上げなさい。
 条件は、200万元を初期資本とし、5年目で300万元の経常利益を出すこと」

これは実際に私に課されたビジネス課題です。

住友商事では入社2年目の社員に対し、
そんな無理難題が日々課せられているのか? と
不安になられた皆さん、ご安心下さい。
これは私が学生時代に参加したビジネスコンテストにおいての話です
(但し、若手であっても大きな裁量権を与え、成長させるのも当社の特徴です。
 このような課題が実際に与えられていたとしても驚きませんが)。

同ビジネスコンテストの概要を説明しますと、
大会は1週間の泊り込み形式。
日中韓の学生1名ずつ、3名1チームとし、計30チームで優勝を争うものです。
私が参加した2007年大会は北京での開催。
異国の地で初対面の外国人とビジネスプランを練り上げる、という経験は
学生時代を振り返っても1、2を争う非日常的な体験でした。

大会を通じて中国、韓国のトップレベルの学生たちと意見をぶつけ合う中で、
何事に対しても発揮される彼らの「本気度」に驚かされました。
彼らと対峙していると
「日本を抜いてやる、自分の力で実現してみせる」という気迫が伝わり、
また、本当に実現させてしてしまうのではないかと
感じさせるだけの実力が伴っており、正直言って焦りました。

同大会への出場を通じ、収益性の分析手法やプレゼンスキルの向上等、
得たものは多かったですが、
一番の収穫は、この「焦り」であったと考えています。

社会人となり、
彼らに抜かれないため、負けないための成長の場として
商社を、住友商事を選んだことは正解であったと、
日々の業務に取り組む中で私は確信しています。
同世代のライバル達にはなかなか真似のできない経験を
入社以来積んできたと感じているからです。

今でも共に大会を戦い抜いた参加者は
私の大切な友人です。
いつかはビジネスの場で、
また彼らと協働したり、対戦できたらと思います。
その時にはきっと、いえ絶対、
一回りも二回りも成長した私の姿を見せることができるはずです。

野又 裕平
「契約書実務のプロフェッショナルを目指して」
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